時刻は22:10。もう帰って寝てもいいぐらいの時間である。こんな時間から飯を食うなど言語道断である。そもそも朝は日本時間で起きたのだから、体内時計的には23:10なのである。
が、夜市でフルーツだけ食って帰るほど、我々は甘くはない(概ね意味不明)。出来るだけ台湾らしさ溢れるものを食べたい。そんな期待に応えてくれるのは、やはりトウキ(セリ科)しかない!
そんな三段論法の末に選んだのは「蔡家当帰豬脚」。ただし豚足ではなく、羊肉湯を頼んだ。羊肉湯はなかなか食べる機会がなかったので、日本でもおなじみの豚足よりはこちらかな、と直感的に選んだわけである。
トウキのスープは強烈なので、受け付けない人は絶対ダメだろう。しかし慣れれば悪くないし、なんといっても漢方薬を飲むという妙な安心感がある。
クセのかたまりみたいなスープに浸った羊肉は、臭みもなく柔らかくてうまい。写真の右上にある辛いタレで食うのも良い。
ちなみに日本でもトウキは栽培されているし、高山性のミヤマトウキは自生する。にも関わらず、全く料理に用いられないのは、やっぱり「マズイ」という評価になってしまうせいだろう。
まぁ本当にまずいかどうか、自分の舌で確かめるのも台湾旅行だと思う(
なお、去年食べた當歸鴨麺線についてはこちらを御覧あれ)。
一緒に頼んだ魯肉飯。実は台湾で初の魯肉飯である(過去はすべて「肉燥飯」だ)。
これが20元で食える台湾は素晴らしい。もちろん、毎日食えばブクブクと太るに違いない。悩ましい話である(住んでないから悩む必要はないゾ)。
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