勝益食品公司は迪化街の中街(民生西路と帰綏街の間)にある。
写真の右側に見えるバロック式建築は、
先に紹介した李春生ゆかりの聯華食品公司だ。
バロック式の装飾性の高い建築に比べると、シンプルな洋館である。しかし建物の上の菱形や四角の穴(鏤空)など、あちこちに細かな装飾は存在する。二棟続きというのも珍しい。
まぁしかし、なぜここを紹介するかと言えば、買い物したからである。
買ったのはプチトマトとマンゴーの蜜餞だ。日本で買ったら、それぞれ十倍の値が付くから、わざわざ買いに来る価値はあった(この店でなければいけないかは知らないが、この店で買ったマンゴーとトマトは概ね好評だ)。
で、買った客ということで店の中も撮らせてもらったわけだ。
なんというか、昔ながらのお土産屋の景色という感じである。こういう乾物を見てキャーとか叫ぶような人間には出来ていないので、海外旅行のお土産にはならないなぁ、と思う程度だ。
缶詰の類なんかは、もしも旅行の最終日だったら買ったかも知れない。しかし我々がここを訪れたのは初日である。荷物を背負ったまま見学する日程もあるので、あからさまに重いものはやめておいた。
そもそも蜜餞を買っただけでも大変なのだ。どっちも1斤(600g)だから、いきなり1.2kg増えたことになる。ただ、トマトの蜜餞は去年も購入に苦労したので、躊躇せず買った。マンゴーはともかく、トマトはありそうでないのだ。
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