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2009/08/30

福州公廳天后宮

福州公廳天后宮
 西華堂のすぐ近くにある小さな祠。また天后宮か……と思ってしまったわけだが、実はこの祠を覆うように聳える榕樹(ガジュマル)が貴重らしい。確かにでかい。
 開元寺や安平や孔子廟なんぞを周る観光客である我々は、榕樹の大きさに慣れてしまっている感がある。まだまだ町歩きのスキルに難があるようだ。

 なお、「公廳(庁)」を廟の別名みたいに言う人もいるようだが、基本的にはやはり公的な性格をもつ施設の呼称らしい。
 総爺老街を中心に、西は三山国王廟、東は西華堂あたりまでの区域は、台湾でもっとも古くに福州人が定住した地である。定住というか、軍隊としての駐屯の方が的確なのかも知れないが、ともかくそういう人たちの公民館みたいな場所だったと考えるのが妥当のようである。
 でまぁ、そういう海を渡る人たちだから、媽祖廟なのだろう。

福州公廳天后宮
 2010.5に再訪。
 2台分のガレージの片方にこうやって祭壇があるが、あと半分はガランとしている。聖誕を祝ってる雰囲気も全くないのは不思議である(この日は聖誕日の前日)。

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