台鐵台南駅から歩いても十分とかからない、西華街と北忠街の角に西華堂がある。
この門は北忠街側。西華街からも入れなくはないが、出来ればここから参詣してほしい。西華堂という不思議空間の入口としては、こちらしかない。
なお、門の左手に何の特徴もなさそうな木が緑を茂らせているが、実は波羅蜜(ジャックフルーツ)である。ちゃんと実もついていた。まぁそっちはいずれ別記事で(hashiのmixi日記を見た人はもう知っているよね)。
門に掲げられた石額。
この日(8月14日)は台南市内の断水がほぼ解除されたのだが、境内の井戸は大活躍の様子だった。まぁ奥の生活空間でも使っているだろうし、沢山の植木鉢に水やりもしているに違いない。
ところでこのポンプ、「正忠牌」である。「津田式」ポンプは安平などで見かけたが、このごつい奴は津田系列ながら台湾人によるものだとか。
二進(中央に二堂)三護龍(周囲に三堂)の三合院建築が特徴の西華堂。コの字型の中央の空間は、都会にぽっかり空いた異空間だ。
写真でも分かるように、沢山の草木が植木鉢で育てられている。これは開元寺など仏教寺院だけでなく、台湾府城隍廟のようにおどろおどろしい廟でも同様だったりする。こういう生活臭みたいなものもまた、台南の(台湾の)魅力かもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿