これも
こちらに解説がある。そもそも
ここを見れば、周辺のポイントはすべて説明されているから、私がごちゃごちゃ書くまでもないのである。
で、この三山国王廟は、潮州の三山の神を祀るお廟だ。鄭成功の台湾攻撃を支えた潮州(広東省の東端で、福建省に近い)の人々が、自分たちの故郷の神を祀ったもので、建築様式も当地の形を色濃く残しているそうな。
正殿。「褒忠」の扁額は清の乾隆帝の御筆だそうな。
三王の配置は、写真の左から二王(明山国王)、三王(独山国王)、大王(巾山国王)となっている。一応、この辺の知識は台南市三山国王廟管理委員会の編集による冊子に依拠してある。冊子は拝拝してた時に、中で管理しているおじさんにもらった。なかなか立派な冊子で、カラー写真豊富な24ページもの。
天后聖母。この写真では囚われた籠の鳥である。申し訳ない限り。
この聖母様は、台南市の海沿いに公園もある林黙娘のこと。というか、要するに媽祖である。航海の神様なので、潮州の人々が信仰したそうな。
※改めて確認したところ、白い顔の女性はどうやら媽祖ではなく観音で、媽祖はその手前の黒い顔の方らしい。
中殿の左右にある不思議な門は、花瓶門という。ひねりのない名だ。
花瓶の形には「平安吉祥」の寓意があるそうである。派手に飾り付けた廟が目立つ台南で、このシンプルさは特異な感じがする。むしろ雰囲気は法華寺や開元寺などに似ている。
※八月に再び訪れた。
(二)と
(三)を御覧あれ。
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