私はふだん東京に行く時は、JR東海ツアーズのパックで狭苦しいシングルルームに泊まっている。それでも、ベッドの空間さえ確保されていれば問題ない。どうせ寝るだけだし。
以下の記述は、そういう人間によるものであることをあらかじめご承知願いたい。世の中にはホテルそのものを旅の目的とする人もいる(知り合いにもいる)が、そういう人には役に立たないと思われる。
台南で宿泊を考えた先は、朝代大飯店、首相大飯店、天下大飯店あたりだった。台鐵台南駅から近い朝代大飯店はなぜか(というのもアレだが)予約がいっぱいで、次に近い首相大飯店を選択。なお、首相大飯店は高鐵免費(無料)バスの台南公園バス停(終点)から近かったりするけど、今回はバスに乗らなかったので意味はなかった。
首相大飯店の外観。前に停まっている車は、結婚式に出掛けるところである。この後爆竹を鳴らして去っていったよん。
部屋は「豪華単人房」。「単人」といっても、あくまでこれはベッドの数を指すだけのようだ。この部屋はダブルベッドで、横向きでも眠れるぐらい広いので、男二人とかじゃなければいいのでは、と思ったりもする。
とはいえ、なぜツインにしなかったのかというと、首相大飯店のホームページで客室階(7階のみ)のフロア平面図を公開していて、「双人房」に窓がないことを知ってしまったからである。まぁ窓はあっても開けられないけど、気分の問題ですな。
窓があっても……というのは、外の景色にいろいろ問題があるからだ。
写真でも分かるように、首相大飯店とは高層ビルの一部(一階と七階)で、他のフロアはマンションだったりする。で、三つのビルがデルタ状にくっついている中庭に窓があった場合(我々の部屋もそうだった)、開けると非常に生活臭の濃厚な景色が見える。というか、見えるだけじゃなく見られてしまう。
まぁそれでも、開けようと思えば開くというのは、精神衛生上よろしいのではないか。窓無し部屋に慣れた方が、台湾旅行のためかも知れないけど。
ホテルには、程度の差はあるが日本語のいけるフロントが何人かいる。清掃のおばちゃんも片言の日本語を話す。なので通常のホテル宿泊なら困ることはない。部屋にある案内も日本語ありだし。
ただ、複雑な注文をしようとすると、対応がやや不安定になる。今回でいえばタクシーの貸し切りを頼んだ時がそうだった。不安定というか、まぁ運ちゃんが勘違いしただけのように思えるけど。我々の頼んだ行き先が、日本人観光客の一般からかなり外れていたわけだし。
鄧老師養生館でのマッサージ予約もフロントにお願いした。こちらはまぁ、紙に書いて(地図か店名もあればベター)お願いすれば無問題。日本のホテルと同様であろう。
どっちにしても、台南を歩く以上は地図がないとダメである。以前のエントリーで紹介したガイドや地図を持っていると良い。特に「台南5區域5條主題路線嬉遊記」は便利だ。まぁこの本が買えなくとも、普通の地図ならコンビニで買えるので、何かしら持っておくべし。
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