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2009/04/30

台湾初日(4/29)

 初台湾どころか初海外の初日は4月29日。朝六時に目を覚まして、一時間ウダウダして七時に家を出た。ウダウダの一時間はまぁ、何か忘れてないかなぁ、という一時間である。
 京都からもっとも単純に関空へ向かう方法は、「はるか」に乗ること。いつも通勤時にアナウンスを聞いてる列車に乗れば済む……のだが、我々は京阪から南海「ラピート」を選択した。「はるか」はいまいち乗り心地が好きになれず、以前から関空へは乗って楽しい「ラピート」を選んでいる(海外旅行はないが、関空利用はある)。まぁ「ラピート」はいかんせん乗車時間が短いけれど。

 関空に9時過ぎに到着。今回はキャセイパシフィックのEチケットを利用、すでにオンラインチェックイン済みだった。とはいえ、オンラインチェックインなんて初めてなので、一応カウンターで確認してみる。でまぁ、その時点では「もう済んでいるので」との返事。
 関空の待合には無料のLANがあって、ネットが使えた。あんまりやることもないので、firefoxのヴァージョンアップを行う。無意味な時間だった。
 やがて持ち物チェックを抜け、いよいよ搭乗口へ向かう。するといきなり構内放送で呼び出しを食らう。なんじゃそりゃ、という感じで放送後約一分で搭乗口に着くと、帰りの日程などをチェックされた。チェックインを窓口で行わず、荷物を預けないとそういう確認をするタイミングがないということらしい。それはその通りなんだとしても、いちいち呼び出しを食らうのはちょっと勘弁してほしいところ。キャセイのこの制度は始まったばかりらしいし、そのうちどうにか改善されることを願う。
 まぁもう一度キャセイに乗る機会があるかどうかは微妙だ。時間がいいので、関空から台湾に行く場合は、お世話になるやもしれぬ。機内食もまぁそれなりだったし。どうしてもエコノミーは狭いけどねぇ。
 なお、飛行機降りてから一度、体温をチェックされた。平熱が高めだからだろうか。般若心経を唱えつつどうにか台湾入りを果たしたぞ。

 その後、初日の日程はタクシーで台北へ向かい、高鉄のチケットを買ってから街へ。本屋街は一軒だけのぞく。何軒ものぞく体力はなさそうだったので。
 城中市場では牛肉麺の店に入る(店名は後日補足)。刀削麺はQQでなかなか良かったが、実はこの後に別の店に入るつもりだったので、予想外に腹がふくれて困った(自業自得)。城中市場は男が歩いてもあまり買う物がない。相方は一軒、買おうかどうか迷っていたが、値段を聞く勇気がなかったようだった。

 西門駅の手前で、有名な牛肉麺の店を発見。店名もなにもないが、客はいっぱいいた。本来ならここで喜び勇んで食べるはずなのに、すでに腹がふくれていて、とてもそんな元気もない。なんか無計画な自分に腹を立てつつ、西門方面を歩く。
 西門紅楼は一階に西門付近の歴史がパネル展示されていて、二階は劇場だそうな。一階にはカフェスペースもある。裏手のオープンテラスにもオサレな店が多い。


 西門から龍山寺までの間は、なんというか素顔の台北という感じ。ドブのにおいがする。バイクが歩道を走る。けっこう怖い思いをしつつ、途中で入った店でTシャツを買った。日本語は全く通じないし、知らない通貨で支払いする違和感もまだ抜けない。ああ台湾だ。途中にあった法華寺の中にはお百度石があったけど。



 龍山寺では拝拝を決行する(この日はこれ一回。翌日は二回)。なんだか面白い。ちゃんと住所は「日本国京都府……」と言っておいた。すげー面倒くさいが、なんかそれが良かった。
 周辺の店も楽しい。苦茶を買ったら本当に苦くてびっくりした。薬草がいっぱい売られていて、ほしくてしょうがないけれど日本に持ち込めないから泣く泣くパス。午後七時過ぎまでぶらぶらして、地下鉄で台北駅へ戻り、高鉄で台南へ。高鉄は指定席35%オフなので、なかなか客が多かった。座席は新幹線と変わらないが、とにかく外側が汚い。日本製の洗車機を買っていればこんなことにはならなかったろうに。


 そして高鉄台南よりタクシーでホテルへ。ビンロウ売りの店を見つけては注視するけれど、それっぽい人はあまり見あたらなかったっす。

 ということで初日は無事に終了。(これを書いてる時点で二日目も終了、まーだ生きてるよまーだ生きてるよ)

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