無名豆花の裏手に、まだ未訪問の廟がある。事前に調べていたので、見過しそうな細い路地に入る。すると、すぐに廟は見つかった。白龍庵五霊堂という。
劉部堂。
この日は日曜日で、しかも、日本でいうところの春分の日の直前である。狭い境内に、先祖供養と思われる人々が集まっている。我々は軽く拝拝して去ることにした。
劉部堂の神はよく分からず。王爺系ではないかと思うが。
ちなみに、「劉部堂 謁祖進香」で検索すると、すんごいのが見つかる。こことは違う劉部堂のようだが、開基玉皇宮と
元和宮(いずれもここの近所)を詣でている。
さて、問題は目の前にある本殿である。どうも様子がおかしい。
なんと火事にあって燃えてしまっていた。けっこう衝撃的な光景だ。
公式ブログによると、火災は2月にあったらしい。気味が悪くなって、早々に退散した。
なお、上でも名前が出た元和宮には、白龍庵の祭神である五福大帝が祀られている。その事情は
元和宮の記事で書いたが、日本統治時代に廟の土地を接収され、やむなく合祀したとある。しかし合祀とは別に、改めて白龍庵は再興されたのだろう。
火災跡を見たderorenは、もしかしてこれがきっかけで元和宮に移したのかと思ってしまった。まぁしかし、最低でも60年以上前の焼け跡が、こんなに生々しいはずはない。人間の思い込みってすごいものだね(一般論にして終わり)。
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