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2010/12/05
北港朝天宮 天上聖母聖誕暨聖父母春祭 典礼(二)
生演奏をバックに行われる典礼。
(一)と合わせて読んでも、式次第は分からないだろう。申し訳ないが、それは我々自身が把握していないためなので諦めて欲しい。
まぁ賀詞を唱えて供物を奉納する儀式だし、それ以上の何かを連想させる所作は見えなかったけどね。
こちらが媽祖像と対面する祭壇である。写真の左奥に像が見える。
祭壇は香炉が置かれ、あとは供物が並ぶ。
香炉の右奥に立っている人が補佐役である。
供物の一部。肉も魚もあるので、精進ではない。日本の神社の神饌に似てなくもない。
まぁそもそも、中庭に豚と山羊を供犠として祀っているのだから、精進になるわけはないのだが。
典礼の大半は、こんな感じで執行役が媽祖とその両親に感謝を捧げる時間である。
手にしているのは、上の写真の豚肉だ。要するに、典礼の開始時に既に並べられていたものを、いったん執行役の手に渡し、改めて神に捧げる形をとるわけである。
ちなみに、一応derorenも膝をついた状態で撮影している。
この場で撮影していた人々は、曾蔡美佐氏を上から撮りまくっていた。まぁその中には朝天宮の記録の人も混じっていたので、それで構わないということなのかも知れないが、個人的にはちょっとなぁ……と思ったのも事実である。
もちろん、これも撮影に対するスタンスの違いなのかも知れない。撮影は儀式の邪魔という発想が、それほど特殊なものだとは思わないけどさ。
といいつつ、この写真なんかは上から撮ってるんだけどね。何が重要な所作なのか分からないので、結局は全部撮ろうという発想になってしまう。
ともかく式典は45分ぐらい行われた。来賓席で座ってる人々にとっては退屈な時間だったのではという気もする。音楽を聴きながらうたたねかな。
典礼終了直後の門前は、こんな感じで進香団の人々が並んでいた。まだ朝7時である。
北港鎮の長い一日は、まだ始まったばかりだ(打ち切りが決まったマンガみたいだな)。
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