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2010/09/28
三官廟
鄭氏家廟の隣に建つ三官廟。
三官大帝を祀る廟であることは、中に入らなくとも分かる。
立派な廟で、拝拝する人も少なくなさそうだった。
なのでいろいろ紹介したいところだが、例によって資料がない。ネットで探し得た内容をとりあえず紹介しておく。
なお、参考としたサイトは以下の通り。
・すごく見辛い「蘭陽萬帝觀民俗技藝團 萬教帝君 專屬的部落格」
・中西区公所の紹介文
・狡猾的狐狸(Sly Fox)氏のブログ「狂戀府城」
SlyFox氏のブログはよく調べられてあって参考になる。リンク先の記事によれば、この廟の前身は蒋元枢の屋敷だったという。「蒋公生祠」という石扁を、我々は見落としていたので、そこまで思い至らなかった。
そんなわけで正殿。扁額の文字がそのまんまなのがちょっと悲しい。
顔を隠した三官大帝は三人ずつ二組。
その前にいる美少年(と表現しておこう)は中壇元帥だ。
上のブログなどによれば、三官堂と呼ばれたこの廟は、日本時代に幼稚園や日本語教室に使われた挙句、取り壊された。そして僅かに残っていた文昌祠は、第二次世界大戦の空襲で破壊され、いったんは完全な廃墟と化したという。
三山国王廟などと同じで、日本が台湾の民間信仰をいかに邪険に扱っていたかがよく分かる例である。
正直、神社ごときで台湾の信仰体系に太刀打ち出来るわけがないのにね。神社って制度は基本的にアバウト過ぎる。ローカルな神としては、アバウトな方がありがたいけどさ。
現在の三官廟は、ありとあらゆる現世利益の神々が祀られている。保生大帝もいれば土地公もいる。そして目立つのが星の神である。
ここの斗姥聖君は、見た感じ千手観音にしか見えない。余所ではおばさんっぽい像だったけどなぁ。
まぁどう見ても新しい像だし、千手観音にメタモルフォーゼしたのかも知れませんね(思いつきで書いた)。
斗姥聖君の前に鎮座する石。
表面が撫でられてテカっているので、我々には用途が分からなかったけど、とりあえず撫でておいた。
斗姥聖君の左右には、当然彼らがいる。こちらは南斗。
新しいからだろうが、デザインは洗練されていて見栄えがする。
北斗。
ともあれ、この廟は向かいの五帝廟とセットで語られているようだ。我々が見学していた時に、どこかの一族らしき集団が拝拝していたが、彼らもここと五帝廟を両方まわっていた。
そんなわけで、次は五帝廟。
ちょっとキモイ神像もあるので、お楽しみにネッ。
Hello deroren,
返信削除Words inscribed on the tablet are "蔣公生祠"
"生祠" means a memorial temple for a governor during his living years after retirement.
This tablet is easily ignored without reminding.
Don't blame yourself for missing this tablet.
You are doing great.
>狡猾的狐狸先生
返信削除評語謝謝。
特意領受指摘,更加謝謝。
以為寫了我自己「生」,不過,確認了的地方,漂亮地搞錯了。實在對不起。
台南的廟,比較日本的「神社」和「寺院」饒恕了內部複雜,我各種各樣的東西。我必須更精進。
(日本的「神社」和「寺院」,不現出的部分多)
因為是機器翻譯,文意說不定可笑請寬恕。