正殿の裏側には三官大帝が祀られている。
詳しくは(三)で触れたので、位置関係など確認しておくれやす。
媽祖生誕を祝い、ここにも神饌とでもいうべき食べ物が供えられる。そして手前に水色のものも写っている。
見た限りでは、神饌は素食のようだ。炭水化物中心で、昆布やキクラゲも見える。
やがて、正殿での読経を終えた人たちが、ここにやって来た。
さっきの青いものは、お経の本を置く台である。
写真の中で、手前に三人いる男性はそれぞれ楽器を担当している。笛と胡弓と太鼓だ。実際にはもう一人、太鼓の隣に琵琶みたいな楽器の人がいる。
演奏は男で読経は女という役割分担も、なんだか不思議といえば不思議である。
ここで誦まれた内容がどのようなものだったのかは、よく分からず。媽祖の時がそうだったように、三官大帝の事蹟を讃えるものだろうとは思うけれど。
我々は観光客であって調査隊ではない、という言い訳はもちろん出来る。とはいえ、もうちょっと内容を知るべく努力すべきだったかも知れない……という発想は、既に観光客のものではないんだろうね。
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