祀典武廟前から西へ向かう路地は、台南をアリバイ程度に駆け足で巡るだけのツアー客でも、歩く可能性がある。武廟から大天后宮に抜ける道だからだ。
ほんの短い距離だが、なんといっても台南の核心部なので風情はある。ツアー客は是非ここを歩いて、ツアーで来たことを後悔してほしいものである(当ブログは、街歩きの時間をたっぷりとれる観光客を読者として想定している)。
途中にこんな建物がある。梳妝樓とある。日本語でいえば化粧室(トイレではない)。大天后宮の一部として最近建てたらしい。
ここはかつて宗人府があった場所だという。宗人府とは皇室宗族の位や賞罰や祭祀などを司る役所で、この場合は寧靖王府の一部ということになろう(一応断わっておくと、大天后宮はかつての寧靖王府)。
後に媽祖のお色直しの場所とされ、後年造り直されたようだ。詳しくは
こちらのブログを参照。このブログはウチと似てるなぁ。
寶來冬瓜茶舖は、意麺の店と兼ねている。この辺で冬瓜茶といえば、永福路の
義豊阿川冬瓜茶が有名だが、こちらも場所がいいのでよく知られている。我々も大天后宮を訪問する前に一杯飲んだ。
個人的には、二店を比べるなら義豊の方が好きだ。でもまぁ、冬瓜茶はわざわざ飲みに行くものではなく、出くわした店で飲むのが自然だと思う。
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