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2010/06/24

進財切仔麺(台北・萬華)

進財切仔麺(台北・萬華)
 剥皮寮のちょうど向かいには切仔麺の店が二軒ある。進財切仔麺は旅旅台北に紹介されていたので、せっかくだから入店してみることに。
 ちなみに公式サイトがある。読んでみると、つい最近ここに移転したことや、「進財」が二代目の名前ということが分かる。初代の命名があまりに現世利益的で驚かされる。

進財切仔麺(台北・萬華)
 店内はけっこう混んでいた。空いてる席に案内され、メニューの紙を渡される。鉛筆でチェックを入れて店員に渡す方式である。支払いは食事後。

 切仔麺は30元。旅旅台北でこれを紹介していないのは、QQじゃないからだろう。
 麺はふにゃふにゃ。でも、のびてるというわけでもない。スープはあっさりしてうまい。これだけで腹を満たすには向いてないが、小吃巡りの一食にはちょうどいいと思う。

進財切仔麺(台北・萬華)
 燙青菜30元。これは地瓜葉(サツマイモ)だ。
 台湾では何度も地瓜葉を食っているが、なぜこれを日本では食わないのか不思議でならない。それぐらいうまい。
※コメント欄のMatさん情報によれば、品種が違うとのこと。食べ物関係はあまり熱心に調べないので、適当な書き方で申し訳ない。

 日本でサツマイモの葉といえば、戦中戦後の食糧難の話ばかり。かの東海林さだお大先生がネタにするほど、「食べないのが当たり前」なんだよな。
 derorenはサツマイモの芋の方は食えないという(他人に言わせれば)不思議人間だが、あえて言おう、みんな地瓜葉を食えと。



進財切仔麺(台北・萬華)
 豬心50元。豚のハツである。これも適度な歯応えでうまい。もちろん肉に臭みないし、ショウガとタレの組み合わせは絶妙だ。やっぱり醤油膏だ……ということで後日、台南のスーパーで一瓶買って持ち帰ったゾ(高級品らしい「蔭油膏」)。
 そして何度か調理に使った上で言うが、台湾旅行のお土産は醤油膏を買うべし! 炒め物はもちろん、茹でた野菜にかけるだけで燙青菜っぽく食える(ニンニク風味はないけどね)。

進財切仔麺(台北・萬華)
 最後に台南乾意麺30元。台南に行く前に台南という名の料理は食べるべきか若干迷う部分だ。しかし台南で意麺を食べるとは限らない(揚げ麺じゃない方の意麺は案外レア)ので食べてみた。
 QQな乾麺に、コクのあるタレがたまらない味。それなりに量があるけど、あっという間になくなった。

 総じてこの店はうまかった。これだけ頼んで140元。日本円で420円である。日本語は通じないけど全く心配ないので突撃すべし。

2 件のコメント:

  1. サツマイモの葉は葉取り専用の品種があって、イモ用品種とは区別されています。イモが太る前ならば葉も茎も良い具合に柔らかいので、食べられるのですが、イモ収穫前後の葉はかたくてうまくありません。戦中派の人々がイモの葉を好まないのは、こういった硬い葉や筋っぽい茎を食べていたからだと思います。イモが太る前にツルを剪定したものを食べれば、食べられないことはないと思います。(というか食べた経験あり。)まぁ、食べないのには食べない理由があるということです。

    以下は参考まで。

    http://www1.ocn.ne.jp/~amiyacon/yasai/yasai_satuma_kukiha_seibun_sayou.htm

    食べる研究はしているようです。上記の中のシモン1号というイモは昔から糖尿病に効くと有名なイモです。(葉茎利用種・イモも食べられます。)

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  2. >Matさん
    おお、これは知りませんでした。ありがとうございます。
    基本的にサツマイモ嫌いなので、調べようともしなかった私の落ち度でございます。
    本文にもちょっと追加しておきます。

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