玉皇宮で最も祈祷が盛んなエリアは、玉皇上帝を祀る本殿の左側にある。
中央は斗姆星君と中斗星君。そして奥には南斗聖君という文字が見える。斗姆星君は天壇の斗姥元君と同じで、星たちの母なる神。で、北・中・南の星の神が配されるわけだ。
中斗の前に置かれたもの。
一般に南斗は生を、北斗は死を司る。じゃあ中斗は?
まぁ生存中全般ってとこだろうか。
いちばん賑やかなエリアは南斗である。赤ちゃんを連れた一族郎党の姿もあった。
この写真では、水色の服の人と左の黒い服の人が夫婦だと思われる。水色の人は何もふんばっているのではなく、手前から黒い部分を歩いて反対に行き、そこで祈祷を受けているようだった。黒い部分の下には供物らしきものと蝋燭などが見える。
同じ家族の祈祷で、今度は女性が受けている。
後ろから見た時に、男性は何かを抱えていたので赤ちゃんかなと思ったが、布にくるまれてはいるものの子どもではなかった。南斗の前でこうした祈祷をするのだから、子宝が恵まれることを願っているに違いない。
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