安平古堡から徒歩五分程度。
ここから東興洋行までの海岸線は、台湾の西洋的風景が広がる。蠣殻煉瓦の色合いは独特で、旅行気分を高めてくれる場所である。
陽射しを遮るものがないので、日焼け止めは必須。
というかまぁ、台湾で昼に出歩くなら、どこだろうと必須だが。
1840年のアヘン戦争でイギリスに敗れた清は、国土防衛ということで各地に砲台を造ったという。
台南ではここ安平と、対岸の四草に中国式の砲台を建造した。四草の方が原型を留めているということなのか、向こうは二級古蹟でこちらは三級古蹟。訪れる観光客は、こちらの方が圧倒的に多いだろう。
置かれているのは、当然だがレプリカである。
なお安平「小」砲台という名は、後に巨大な西洋式砲台を造ったために名付けられたもの。巨大な砲台は言うまでもなく億載金城だ。
蠣殻のセメントは煉瓦を白っぽく見せる。
間近で見るとあまり綺麗ではないが。
ある意味ではお約束のカット。
この砲台がどれほど役に立ったのかは知らない。もちろん今は埋め立てが進んで、ここはもう使命を終えている。ちなみに台南は、けっこう軍事施設の多い町である。
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