素食のついで、というわけでもないが、二度目の訪問となった府城隍廟。
まずは
前回載せられなかった「爾來了」から。府城三大名扁と一般には呼ばれるものである。八月の旅では、「了然世界」以外は見たぞ。
ところでこの意味だが、「お前はここに来たな!」てな直訳で、城隍神の前へやって来た覚悟を確認しているぐらいの解釈で良いのだろうか。
なお
県城隍廟は「爾來了麼」だが、最後の一字はいわゆる助字だから、意味は同じだろう。
門神画は潘麗水の作。
西華堂と同じということになるが、西華堂よりくたびれている。「保存」ではなく実際に門神として立っている以上、仕方がないのだが。
まぁ、そのうち修復されて、突然鮮やかな姿になっているのだろう。
刑具である。算盤といいこれといい、とにかく分かりやすく現世の裁判所を冥界に持ち込んでいる。まぁそもそも城隍神自体が官僚化しているのだから当然のことか。
城隍神についてはもっと学ばねばと、いろいろ本を漁っている。日本の道教関係の書では、あんまり台湾の話がないのが残念。もちろん、そうは言ってもちゃんと調査はされているようだけど。
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