信義街の中心をなす集福宮。五條港の一つ、新港墘港で働いていた黄姓苦力が信仰した宮である。
五條港にはそれぞれ苦力と呼ばれる働き手がいた。彼らはいずれも大陸からの移民で、それぞれに信仰する神を祀りながら、苦しい労働に耐えたのだそうな。
ちなみに、同様の廟宇は
金華府と
西羅殿(内部の紹介記事はいずれ掲載)を既に掲載済。
聚福宮も実はそういう系統だったらしい。さらに景福祠も後日掲載予定である。
不思議なのは上部にある電飾。
「玄天上帝」と「〓府千歳」の文字が二重になっている。「〓」の字ははっきり見えない。とりあえず左半分が「木」で、どうも「林」のように見える。
こういう旗も、ある意味規格品なのだろう。
内部は暗い。玄天上帝といえば北極殿の祭神でもある。ここではまさしく「集福」の神なのかも知れない。
そんな玄天上帝像。
なお、彼にも虎が仕えていたりする。そんな姿や門扉画などは、その二で掲載。
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