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2009/08/31
火龍果(ドラゴンフルーツ)を食す
台湾名「火龍果」という果物を、一般にはドラゴンフルーツと呼ぶらしい。そしてそれはサボテンの実である……という程度の知識はもっていた我々。条件があえば一度食べてもいいかな、なんてぐらいの気分だった。
が、そんな適当な気分だったのは私だけだったらしい。
相方hashiは旅行中ずっと探し回っていた。裕成水果になかった時は本気でがっかりしていた。前回はスターフルーツを、今回は釈迦頭を買った水果店(光復市場の忠義路に面したところ。店名は不明)にもなかった。
私はそれほど執着がないので諦めていた4日目の夜、ホテルへの帰路に通りがかった店で、なんとドラゴンを発見してしまった。
さっそくhashiは店員に、切ってほしいと頼みはじめる。怪しい身振り手振りでどうなることかと思ったが、どうにかなるものだ。
けっこう時間がかかって、やっと店の奥から現われたhashiは、なぜか切盤を二つ手にしていた。切ってくれと頼んだのが白い果肉、対して店のお姉さんは赤い果肉を奨めてくれたらしい。価格は二つで80元であった。
写真はその店。derorenカメラはバッテリー切れだったので、hashiのダメダメカメラで撮影したものしかない(そのダメダメなカメラは、hashiの所有物ではなく、かつて私が使っていたヤツだが)。ボケボケである。
しかし店への感謝を込めて、店名は探したぞ。榮興水果店である。成功路と公園路の交差点にあるので、台鐵台南駅からは徒歩10分以内。赤崁楼からも徒歩で行ける。フルーツ牛乳とかもその場で作ってくれるのでオススメだぞ(赤ドラゴンは、恐らくは生ジュース用)。
さっそくホテルに戻り、実食。
まずは白い果肉の方から。食べてみると………、かなり微妙だ。果物というよりは芋に近い感じがする。甘味も酸味も弱いのである。
そしてご推薦の赤い果肉。
これはもう………ビックリのうまさ! キウイフルーツに似ているが、キウイよりも繊維質がないだけ果物としては上だと思う。日本でもこのレベルが手に入るなら大人気の果実となるに違いない。
帰国後に調べてみたが、ドラゴンフルーツの味には熟し具合と水分量が関係するらしい。
まず、追熟しないので、完熟状態でなければ美味しくない。これに関しては、恐らく白い果肉の方も完熟だったはずだ。なので水分量が決め手か、ということになる。
写真でも分かるように、赤い方が明らかに水分量が多い。逆に少ないからこそ、白い方は芋を連想させるのだろう。白い方も別に不味くはないけれど、驚きの味に出逢いたいなら完熟の赤をオススメするぞ。
※hashiのmixi日記にドラゴンフルーツの記事があるので、こちらは不要とも考えたが、mixiを見れる人は限られているため別途掲載する。mixi入ってる人はそっちの記事も読んでくだされ。探しまわった本人の弁なので、気合いの入り方はかなり違うぞ。
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