再發號から民権路をそのまま東へ歩くと、この建築物が見えてくる。かつての集会所はコンサートホールとして活用されているようだ。
後方はこんな感じ。
日本統治時代に台南公会堂として建てられたものを、近年整備し直して、呉園藝文中心となった。
ここは呉さんの屋敷を買い取ったらしく、その名残りの庭園「呉園」は台湾四大名園の一つである、とガイドにある。現在の姿は、それほどの賞賛に値する庭園ではなさそうだが。
庭園の一部である「仿飛来」仮山。洞窟になっていて、ちょっと面白い場所だ。日本ならきっと柵で囲われているだろう。「子どもがケガすると危ない」という理由で。
ところでこの「仿飛来」については、
こんな新聞記事がある。それを読むと、中国杭州の飛来峰に似せて作ったというのが名の由来らしい。
そしてここは、塩の売買で財をなした呉家が、その財宝を隠す場所だったというのが記事の内容。金銀財宝はその後に子孫が抜き取ったが、今でもここに隠されているという伝説があるそうな。
うーむ、知ってたら甕の写真ぐらい撮ったのになぁ。実は旅行前に
公式サイトは読んでたんだけど、そこには何も書いてないぞ。
※2012.6現在、公式サイトはリンク切れ。台南市合併の関係と思われる。
旧公会堂の隣に建つ和風建築は、日本時代の料亭「柳屋」址らしい。現在の建物がその時代のものなのかは、正直よく分からない。
現在、ここは台南の土産物売り場になっている。府城十大伴手禮(訳すと、台南十大土産)とか、台南市がやっているキャンペーン絡みなので、ツアー用のお土産屋よりはいいのではないかと思う。ただし月曜休。
※2012.6.4増補。庭園部分の記述もいずれ増補したい。
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