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2012/08/23

歐姓宗祠(安平文化資産館)

歐姓宗祠(安平文化資産館)
 伍徳宮のすぐそばの路地に、いかにも安平という感じの門を発見。
 これは見ておかなければ、と近づいてみる。

歐姓宗祠(安平文化資産館)
 劔獅のある門は開け放たれていて、中に入ることができる。
 もちろんこんな機会を逃す我々ではない。さっそく内部を見学することにした。

 ちなみに、この入口部分は一段高くなっているので、ベビーカーを持ち上げねばならない。狭いので、これが意外に面倒だった。赤子連れはどこで引っかかるか分からないものだ。

歐姓宗祠(安平文化資産館)
 内部はこんな様子。壁は基本的に新しい。どういう建物なのだろう、という疑問が湧く。

 ここは現在、安平文化資産館という観光施設として管理されている。安平に関するパネル展示があったりするけれど、わざわざ見に行く価値はない。この建物そのものが価値である。
 本来の名は歐姓宗祠。全国の歐さんが集まる場所だ。

歐姓宗祠(安平文化資産館)
 小さな建物で、台南によくある民家にしか見えない。民家としては立派だけど。

 文化資産保護協会のブログによれば、この建物は1991年の新造らしい。台南市大厝内歐姓族親会が、あえて伝統的建築によって建てたという。
 その族親会と保護協会が2007年に協定を結び、安平文化資産館の機能を移転させたのが、現在の姿ということになる。

歐姓宗祠(安平文化資産館)
 我々は廟ばかり巡っているので、あまり感動を覚えたりはしなかったが、このレベルの建物を造るのはけっこう大変なのだろう。
 信仰の場を見るという目的には合わないけれど、伝統建築をじっくり見たい人には最適だ。

歐姓宗祠(安平文化資産館)
 屋根も柱が太くて立派だ。

歐姓宗祠(安平文化資産館)
 無理矢理なパネル展示。エアコンもない部屋だし、同程度の内容ならネットでいくらでも読めると思う。民具の展示もあったけど、これも狭すぎて微妙。

 ここは安平古堡から歩いても5分ぐらいの場所なので、ツアー客が自由時間に訪問することもできるだろう。見るべきものはこの建物だけ。興味があればどうぞ。
 ちなみに大台湾旅遊網の日本語版に記事がある。残念ながら翻訳者の語学力に難があるので、おすすめしない。

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