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2012/06/02
民権路を歩く
東門円環から先、derorenが進む道はいろいろあった。ぶっちゃけ、東門路を引き返す以外なら、どれでもアリだ。昼飯さえ調達できれば。
しかしderorenは、迷いなく民権路を進んだ。確かに今は昼飯を調達する時間だが、旅の目的はそれだけではないんだぜ。
上の写真は、なんだか古そうなので撮った。奥は古いだろう。手前は分からないが、シンプルなわりに装飾があるのが気になる。
なお、台南初心者向けに断わっておくと、東門路~民権路というルートは、鄭氏政権から清代における、台南のメインストリートである。台南の歴史に興味があるなら、一度は歩いて損はない。
derorenがここを歩くのは、実は初回の旅以来だけど。
ウッヘッヘー。映画館だぜ。新建国戯院なんてカッコイイ名前だけど、この雰囲気で想像がつくように、ピンク映画専門だぜ。
この時は「女体征服記」とか「新潮女秘書」なんかをやっていたらしい。たまには駐在の皆さんにも役に立つ情報を載せておくぜ。
やがて市場の入口に着く。この市場については、前回の旅の時に記事にしようと思って、そのまま放置してしまった。まぁ正直、買い物もしていない市場を紹介しても、読者にたいしてメリットもなさそうだし。
ただし、この入口だけは別だ。ここは 阿美鳳梨酥本店所在地である。
今回は、台南の友人の一人から、ここの鳳凰酥(卵の黄身入り)をお土産にいただいた。そちらは我が家で有りがたくいただいたが、一方で余所に配るお土産も欲しい。それが民権路を選んだ一因であった。
つまり、ここで買った鳳梨酥が、hashiの職場で配られたわけでござる。購入時にhashiがいなかったという事実もあるけど、まぁ食べた皆さんにはどうでもいい話。
また食べたかったら、ぜひ台南へ!
その先には、言うまでもなく東嶽殿。一応、一通り中は見学して、神像の写真を撮り直したりはしたけれど、今回は単独記事にする予定なし。残念ながら打城法事も何もやっていなかったので。
ちなみに、東嶽殿はderorenのみ四度訪問したことになる。
四度の台南旅行で、deroren&hashiが揃って四度訪れたのは、関西国際空港と首相大飯店を除けば、開基玉皇宮ただ一箇所。ホテルのすぐ近所という立地もあるけど、あそこは何かしら祈禱や祭祀が見学できるので外せない。
東嶽殿がホテルの近くにあったら良かったんだけどね(近くのホテルに泊まればいいのだ)。
東嶽殿を過ぎて、振發茶行の前を通過。買い物しようかと一瞬迷ったが、後を継いだ孫は日本語がしゃべれないだろうなぁ、と思ったら盛り下がってしまった。
ちなみに、本当にしゃべれないのか確認したわけではない。私が知っているのは、2010年5月の段階ではしゃべれなかったというだけ。
日本人客が多いとメディアで紹介されるほどの店なのだから、猛勉強してもおかしくはないけれど、どう頑張ってもじいさんのような味わいにはならない。いつか来る日とはいえ、残念でならない。
そんなションボリ気分を吹き飛ばすナイスガイに遭遇。
ナイスガイというか、口紅付けてるわけだが、まぁ細かいことはどうでもいいのだ。
京都の隠れた名所、北山杉資料館を彷彿とさせる素晴らしい姿に、derorenの心は浮き立った。さすがは民権路だネッ!
※北山杉資料館では、杉の手入れの様子が実物大で再現されているのだが、それらはすべて、作業着を着せられたマネキンであった。
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