台北の艋舺(萬華)地区にある古蹟「隘門」が、何と9月14日頃を目途に取り壊されることとなったという。
最近は台湾映画「モンガに散る」の重要なロケ地だったこともあり、多少は観光客も訪れていた模様。しかし救急車両の出入りに支障があるというのが、取り壊しの理由らしい。
反対の声が上がっているようだし、もしかしたら今後何かの動きがあるかも知れないけど、我々が去年訪問した古蹟が失われるとすれば、非常に残念である。
※訪問時に書いた記事は
こちらを御覧くだされ。
移民の島であった19世紀までの台湾では、出身地別に連帯し、武装し、そして住居地区を要塞化することで自衛がなされていた。隘門はそうした時代の名残りである。
龍山寺から徒歩3分とかからない至近距離なので、9月上旬に台北に出掛ける人は、その最期の姿を一見してほしい。
実際に見れば、まぁ汚い祠みたいなものだけど、あの映画のファンにとっては特別な場所だろうし。
0 件のコメント:
コメントを投稿