現在の私にとって「青山」はいろいろ引っかかりのある言葉である。しかしそんなことは台北のこの廟宇とは全く関係ないので、気を取りなおして紹介しよう。
艋舺(萬華)青山宮は、かつて新興宮が存在した地点のすぐ西にある。清の時代には番藷市街と呼ばれた通り(通りについては別記事で紹介)だが、この宮がその頃から現在と同じ形で存在していたわけではないようだ。
で、まずは門。萬華地区を代表する寺廟の一つであるが、ずいぶん小さな門である。台南ならそこらじゅうにある程度の規模だ。もっとも、台湾の廟の造りは基本的に縦長なので、そんなものかも知れない。
飾られた花は、ここの奉仕団体鳳音社の文判官の生誕を祝うもの。その辺のことについては「その三」で触れたい。触れるというほどの記事ではないけどね。
赤い看板は、「豊原市慈聖宮の進香団を歓迎する」とある。進香団がわざわざやって来るのだから、格式は高いということだろう。
どうでもいいが、豊原市はユジノサハリンスクではなく、台中県豊原市だぜ(間違える人はいるか?)。
久々に門神を紹介してみる。
こちらは秦叔宝。
で、尉遅敬徳。
台南でさんざん見た尉遅敬徳は、もっと豪快な姿であったが、これはわりとおとなしい。南北で差があるのだろうか。
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