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2010/05/09

台湾旅行2010.5二日目(概略)

 初日の疲れが抜けず、よろよろと起きて昨夜買った土芒果を食べる。ウマー。今日も買おう、と誓う。
 ホテルを出たのは9:30過ぎ。何はともあれ朝食だ。

 阜杭豆漿まで行こうかと考えていたけれど、どうにもあれは胃に重そうだなぁ、と迷う。そもそもMRTを使って行く場合、無駄に歩かされた挙句にあっという間の乗車時間という辺りも、気乗りがしない。そんな感じでホテルの前に立ったら、目の前には素食や水煎包の店が並んでいる。まぁ無理に遠くに行くことはないな、と結論。
 とりあえず水煎包を買う。干しエビが入っていて、やたらうまい。ちょっと盛り上がる。

 そこから中山堂方面へ。昨日歩いた時に「永和豆漿大王」なんて看板を見たので、行ってはみたが客が誰もいない。これはちょっと……と素通りして、西門方面へ。
 まだ店が開いていない西門町は退屈この上ない。しかし来てしまったので、ついでに台北天后宮を拝拝。思ったより奥行きはあったが、この時間に特別な行事はしていなかった(当初は巡行を眺める計画もあったが、結局ここの行事は見学せず)。
 その後、のどが渇いたのですぐ近所の台北牛乳大王へ。初入店だし基本に忠実にパパイヤ牛乳などを頼んだ。うまいのはうまいが高いなぁ。冷房も効いてる小ぎれいな店だから、喫茶店だと考えれば安いのかも知れないが。

 続いて鴉片粉圓へと思ったが、行ってみたら開いてなかった。食おうと思ったものにありつけないと不満がたまる。やはり豆漿が必要じゃないか……と、ふらふら歩いたら開いてる店があったので、何も考えずここで食べることにした。都來也豆漿店である。
 豆漿はお椀で飲む。蛋餅と水煎包もうまい。特に蛋餅がうまかった。ようやく我々の胃も満足したのであった(カロリー的には既に食べ過ぎだ)。

直興市場
 そこから祖師廟へ。今日は萬華地区を巡る日程である。
 祖師廟は小吃店に囲まれていた。廟そのものはあまり印象に残らず。肝心の清水祖師像が見えなかったのも残念だ(鼻が見たかったゾ)。
 そこから青山宮へ歩こうとしたら、市場があった。ちょうどこの時間の市らしく、お客でいっぱいだったので潜入してみる。魚も肉も野菜も、見ているだけで楽しい。とはいえ魚の切り身を買うわけにもいかず、土芒果と蓮霧だけ購入した。高い蓮霧は水分たっぷりでうまい。よい水果店だったが、場所が場所なので再訪は難しそうだ。
 青山宮は神像が面白い。台南では見かけない像を見て、「これが歩いてたらなぁ」と思った。その願いはけっこうな割合で翌日に叶えられたわけだが……。

 そこから華西街へ。華西街の通りは去年歩いた時もイマイチだったし、そのまま過ぎようと思ったが、途中で何やら廟らしきものを発見。ついでに黒シャツ軍団も発見(特に関連はない)。
 横道に入って歩いてみたら、啓天宮という廟に着いた。媽祖廟である。門前にはおっちゃんがたむろっている、如何にも台湾の廟という感じだ。
 ここの千里眼と順風耳は、未だかつてないデザインでちょっとびっくりした。詳細は後ほど。おばちゃんに湯圓を食べさせてもらう。白玉団子を食うのも、考えてみれば久々な気がする。けっこう腹がふくれるけど、うまかった。多謝。

 華西街に戻り、冬瓜茶を買っただけで通りを抜ける。毒蛇の店は開店前だった。
 次は隘門を見学。ひっきりなしに観光客が通る広州街からすぐなのに、誰も見に行く人はいない。我々も去年は素通りしたので他人のことは言えないが、萬華の昔を知る上で必見だ。ついでに門の上が土地公なのも興味深い。
 で、龍山寺の門前に着くが、どうにも疲れていて拝拝の気分ではない。先に周辺を巡ることにした。広場のトイレを使ったついでに、そこから近くにある胡椒餅の有名店に行ってみる。が、けっこうな客が待っている上に焼けてなかったので、素通りした。
 ふらふら歩いて、またもや市場に突入。もしも菱の実でもあったら買おうと思いつつ、ぶらつく。残念ながら旅行中、一度も見かけなかったが。

 再び広州街に出たら、そこの建物が剥皮寮であった。中の展示は特筆するほどでもないけど、建物はそれなりに見所がある(見たのは東側だけ)。
 そして剥皮寮の向かいは切仔麺の店が並んでいる。『台北歴史深度旅遊』は阿秀、旅旅台北のQQ麺館は進財が紹介されていた。とりあえず進財に入って切仔麺、乾意麺などを頼む。これがまたうまいゾ。切仔麺はふにゃふにゃだがこれはこれで良い。乾意麺はまた食いたいなぁ。
 腹を満たして龍山寺へ。今回は軽く拝拝して終わる。日本人の団体がいたので、途中までまぎれて説明を聞いた。とりたてて目新しい内容はなかったのは言うまでもない。
 外に出ると、何やら音が鳴っている。何かのパレードだ!、と二人で走ってみたら、葬列だった。台湾の葬列は派手ですなー。

 青草巷は日曜のせいかすべて閉店。そのまま地蔵王廟を見て、適当に苦茶を買って、そこからタクシーでもう一度鴉片粉圓に行ってみる。しかし店舗は閉まったまま。敗北感にうちひしがれながら(誇張あり)、そのまま歩いてホテルに戻った。この時点で16:30だった。

寧夏街夜市
 なんだかんだと7時間も歩いたので、今日もしっかり疲れた。しかし晩飯は食べたい。夜市に行きたい。結局選択したのは寧夏街夜市だった。
 2時間ほど部屋で休んだ後に、タクシーで円環に向かい、そこから歩く。ここを選んだのは規模が小さく近いからだ。でかいとまわるだけで疲れるので、士林夜市はあきらめた。
 夜市では爪楊枝に挿したからすみ、知高飯、水煎包(小さいヤツ)、豬肚湯なんぞを食す。水煎包はニンニク臭くて後がつらかったが、概ねうまい。夜市の雰囲気もまぁまぁだ。

 最後に向かったのは、古早味豆花。夜市からすぐなので、ここで食ってホテルに戻ることにした。さすが有名店だけあって、けっこうな行列ができていた。
 で、頼んだのはタピオカと芋頭の豆花だったのだが、食べてみるとイマイチ。豆花の豆花らしさが感じられず、黒蜜も薄まっていて不満だ。芋頭も台南の江水號のように煮込まれていない。あらゆる意味で期待はずれだった。
 最後に外れを引いて、やや意気消沈でホテルへ戻り、マンゴーを食って寝た。ホテルに20:40ぐらい、寝たのはなんと21:30だった。我々は疲れていたのだっ(強調せずとも分かるだろう)。

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