安平といえば辟邪物である。市内の観光地で売られている
『台灣的民俗辟邪物』(安平古堡、赤崁樓、延平郡王祠で見かけた)を買って、ガイドでも確認してから歩き回った。
が、これがなかなか見つからない。暑い夏の午後に探しまわるのは厳しいかもしれぬ。
まぁともかく、これは「八卦大極」。蜘蛛の巣みたいなやつで、
ここにもあった。
泥棒避けとも言えるが、こういうのも辟邪物ではあるらしい。
突然現われた古い壁。
何かいるぜ。
これは義行劍獅と呼ぶそうな。蠣殻で造られたかなりカッコイイヤツだ。せっかく保存されているので、ぜひ拝みに行ってくれ。
余談になるが、見つからない剣獅の中には、民家の隙間でそもそも見れないヤツとか、既に取り払われたものもあるらしい。
さらに、オランダ時代の城壁かといわれていた「梳妝樓」が数年前に壊されてしまったというニュースも確認した。手元のガイドブックに載っている古蹟すらも、民間所有であればそういう目に遭ってしまうわけだ。
かといって、この壁のように本来の役割を果たさず取り残されているのが良いのかどうか。辟邪物は実際に家を護るから意味があるのも、また否めないところだ。
そんな幸せな劍獅を、ようやく見つけた。
これを見ることが出来た我々は、心置きなく安平老街をあとにした。それぐらい歩き回った。
古意劍獅と呼ぶそうな。これはもう芸術品だ。
まぁ三十分ぐらい迷えば、たぶん見つかるはずなので、ツアー客が自由時間に探すことだって不可能ではない。安平に行ったらとにかく老街をぐるぐる歩こう。
なお、剣獅については
こんなブログがあったので紹介する。出掛ける前に予習するもまた良し。
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