風神廟は、
旅名人ブックス「台南」で写真撮影を注意されたという廟である。まぁその時にいる人次第なんだろうと思うが、
前回も少し構えて訪れてしまった。そもそもが
前回は集会中で入れなかったけどね。
今回はちゃんと中を見ることが出来た。特に撮影も注意はされていない。
もちろん観光客が、信仰の対象である場所を単なる景色として撮影することの是非は、常に問われねばならない。一応我々はそれなりに敬意をはらっているつもりだけど、注意された時にそれを押しのけるほどの正当性は持ち合わせていない。
でまぁ、せめて撮った写真を無駄にしないよう、出来るだけは調べて載せようと思う。
内陣の様子。
風神爺(風伯)。この写真ではちょうど隠れているが、左手に小さな壺(薬師如来のヤツみたいな)を持っている。
壺の中には各種の風が収められており、自由に風を操れるらしい。
雷公(五雷元帥)。悪いヤツらを懲らしめるぜ。
電母。手のひらに鏡をもっている。
『台南歴史深度旅遊』の説明によれば、雷公はあまり視力が良くないため、優れた行いをしていた女性に誤って雷を落としてしまった。で、申し訳なく思った雷公は玉皇上帝に頼んでその女性を「電母」にしてもらい、自分の妻としたそうな。
で、この電母は目の悪い雷公のために、閃光によって善悪の区別をつけさせているという。要するに稲光の由来になっているわけで、手にしている鏡もそのためのものだ。
雷公と電母は呪文の類でもよくある組み合わせだが、その由来はかなりバリエーションがあるようだ。電母がどんな孝行を重ねたかという話もあるらしいぞ。
そうかぁ、そんな謂われがあったとは知らんかった。
返信削除ミスのお詫びに「雷母」にしてもらったまではいいけど、自分の妻にするのは、公私混同な気がする。
「雷母」、それでいいんかい。
すまん、「電母」だった。
返信削除hashiのコメントの字が間違っているのは、私が間違えて書いたからなので、読者の方は誤解なきよう。