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2009/09/22

興済宮(一) 正殿と保生大帝

興済宮
 五月は電飾が美しい外観のみを見学した興済宮。今回はちゃんと内部を見学することができた。大観音亭とは完全に一体化しているが、一応は外から入り直す。

興済宮
 いろんな意味で典型的な台湾の廟である。

興済宮
 どんなガイドでも必ず紹介される籤。保生大帝は医薬の神なので、病気の部位ごとに神意を求めることが可能である。

興済宮
 正殿。正面が保生大帝であると言いたいところだが、違うかも。
 というのも、この写真の中央に見えるのは、本尊の位置にある像よりも遙か手前に安置された、全く別の像なのだ。一番大事なはずの像が、完全に隠れてしまっているのである。

興済宮
 そんな死角にある保生大帝を、斜めの位置から見る。
 日本なら絶対に置かない場所に、台湾では結構な確率で像が鎮座している。心のきれいな人には見えるかも知れないが……なんて思うけど、前座の神はそれはそれで重要な神であることが多いので、どうにも難しいところ。

虎爺
 保生大帝といえば虎爺。本来は祭壇の下にいるのだが、ここでは左横におられた。
 ちなみに彼は人を食って生きていた虎である。で、人骨がのどに引っかかって苦しんでいたのを保生大帝が救ってやったところ、「貴方を守護してやらふ」ということで下壇の神となったそうな。
 余所ではちゃんと下壇にいる姿も撮影したので、いずれ紹介するだろう。まぁこんなペースじゃ、いつまでかかるか分からないが。

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