前回は夜に通り過ぎるだけで終わった
大観音亭と
興済宮。今回はじっくり中を見学することができた。
なお、今回も夜に通りがかった(ホテルに近いので何かと通過する)が、電飾はなかった。あれは何か祭礼があったのだろう。
それはともかく、写真の左に映ってる人たちは、口論の真っ最中だった。読者に伝わらないのが残念だぞ。
三川門の門神画。例によって韋駄。
ここの絵師は陳壽彝である。陳玉峰の子で、台北の龍山寺なども手がけている。
伽藍。陽射しが強くて撮影が難しい場所だった。プロなら曇りの時を狙うだろうが、私は絶対にプロではないので、一通り識別できれば良しとする。
観音といえば仏教の神である。しかしここはあまり仏教寺院という感じではない。隣の興済宮と一体化しているせいでもあろう(ここの管理は興済宮が行っている)。
一体化は最近のことではなく、明の永暦32年(1678)に大観音亭が創建されると、翌年には興済宮も成立したという。『台南歴史深度旅遊』では、「救苦救難」の観音と医術の神保生大帝(興済宮の主祭神)が同時に信仰されたと説明している。道教的秩序の中の観音ってとこなんだろう。
なお、写真の中央に観音菩薩が坐すのはいうまでもないが、向かって左は月下老人、右は斉天大聖である。つーか、斉天大聖って孫悟空じゃん(アップは(二)で掲載予定)。
観音菩薩。
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