私が台南に出掛けるきっかけになった開元寺だから、十一回にもわたって連載しているわけではない。開元寺は、写真で見ては分からない場所だ。とても居心地のいい場所だ。
予定を切り上げて昼寝したい場所だ。
見るからにオガタマノキの仲間なのだが、日本ではあまり見かけない木。ギンコウボクなどと呼ばれるらしい。
ちなみにこの景色、5月はじめと8月中旬でほとんど変化がない。台南を旅して「熱帯」を意識することはあまりないのだが、こういう部分は日本と大きく異なる点である。
青空とヤシと白い建物とくれば、1969年以来スピリットを置いてないホテルだ。遠目にならそれっぽく見えるのは、普段こういう環境に住んでいないからだろう。
なお、手前は農園である。あの面積だけでは自給自足ともいくまいが、僧侶たちがここで暮らしているという生活臭を感じられる場所だった。
無造作に薪がおかれていた。上の写真の手前の景色。
目つきの悪い猫もいた。この寺の尼僧にはきっとなついているに違いない。
お勤めが終わり食事も済んだらしいこの時間、僧房(アパート)のベランダには、くつろぐ僧侶の姿が見えた。そういう時の流れを羨ましく感じるけれど、たぶん自分がそうだったら逃げ出すんだろうなぁ、と思う。
このブログを読んだ皆さんも、きっと同意するでしょ? この貧乏根性が滲み出たブログを読めば!
0 件のコメント:
コメントを投稿