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2014/10/30

最近のtomopee


 開店休業状態の当ブログ。しかし、tomopeeは彼なりに成長している。
 tomopeeには、台湾旅行の記憶はない。さすがに1歳の旅行を憶えてくれはしない。その代わり、台南で撮影した沢山の写真を見せたりして、お前はここに行ったことがあるんだぜ、と教えている。
 おかげで、台湾新幹線の映像を見ると、「乗ったことある」と口にするようになった。実感が伴っているわけではないけれど、彼は彼なりに台湾を記憶したというべきか。まぁ、derorenのワガママを、derorenが摺り込んだだけなのだが。

 deroren自身のことを思い返せば、3歳の記憶だってほとんど残っていない。だから、tomopeeが近所を散歩した(上の写真)記憶も、きっとこの先の無数の出来事のなかで消えて行くのだろう。
 親となったderorenは、どうにかして、一つでも多くの記憶を留めておきたいと願うようになった。おかげで最近は、写真より動画がメインになりつつある。恐らく、次に台南に行くとしたら、やはりビデオを撮り続けるだろう。


 いつの間にか日本に入り込んだhalloween。保育園や幼稚園が率先して取り入れたと思われる。
 ちなみにこの写真は、某遊園地で撮影。仮装するとお菓子がもらえるというので、hashiが作った黒衣を纏っている。derorenは関心がないけれど、まぁtomopeeは楽しそうだったのでいいか、という感じでござる。

2014/09/28

『台湾鉄道旅行案内』より台南市の地図



 1934年9月刊『台湾鉄道旅行案内』は、台湾総督府鉄道の公式ガイドブック。当時の日本人向け台湾の歴史、そして基隆から順に各地方の案内となっている。
 まぁ特筆するほどの内容ではない。総督府の息がかかっているので、当然『台湾事情』の内容とも重なる。
 ちなみに、単独項が立てられているのは以下。ただし台南駅のみであり、前後の駅それぞれにも項がある。

・孔子廟(楽器について解説あり)
・開山神社(現:延平郡王祠。鄭成功の解説あり)
・五妃廟
・台南神社(もちろん廃絶)
・安平港
・台湾精糖会社(精糖法の解説あり)
・ゼーランヂヤ城趾(現:安平古堡)
・媽祖廟(現:祀典大天后宮)
・関帝廟(現:祀典武廟)
・赤崁楼
・台南公園(中山公園を経て現在はこの名)
・開元寺
・鹹水養殖試験所
・水仙宮
・法華寺
・竹渓寺
・西市場(大菜市
・府署趾(鄭成功の邸宅址。たぶん鄭氏家廟)
・億載金城

 ついでに、飲食店、劇場、土産品店(伴手禮)は以下の通り。台南銀座(現:中正路)のカピタンと林デパート(林百貨)、あとは宮古座ぐらいしかピンとこないが、当時の職業別地図に載ってるような店だろうと思われる。要するに日本人向け。

飲食店:鶯遷閣、小梅園、一筆、鶯、魚源、台湾楼、滋養軒、ホーライ、サロン銀座、カピタン、天国、明星、招仙閣、新宝美楼、酔仙閣
劇場:宮古座、大舞台、世界館、戎館
土産品店:国姓爺、金義興、錦昌、金足成、山本、林デパート

2014/08/07

「台北 國立故宮博物院 -神品至宝-」を見物



 現在、東京で故宮展を開催中だ。これまで、国交の関係で開催できなかった(台湾からの出品が北京に「返却」される可能性があった)展示がようやく実現したわけだ。「国立」を落として開催直前までもめたわけだが、一応内部はすべて「国立」が復活していた。
 derorenが訪問したのは、既に白菜展示終了後。近くにいた人の立ち話によれば、白菜展示中の混雑はすごかったらしいが、終了後の平日午前中の館内は空いていた。特別展示がこんな人数で大丈夫なのかと思うレベル。

 まぁしかし、derorenの本音も「わざわざこのために東京に行く必要はないな」だった。
 展示の中心は、北宋末以降の書画及び陶磁器。しかし、derorenは書にあまり関心がなく、山水画についても同様。磁器はいいけど、明清の磁器は日本国内にもけっこう所蔵されているから、思ったほど有り難みを感じない。
 そうなると、残るは玉しかない。玉の細工品は(白菜なしでも)見応えがある。機会があれば見に行ったらいいのでは(derorenは東京で午後に所用があった)。

 derorenの興味は古い方にあるので、殷周あたりの物が少なかったのが残念。文字の彫られたものがもっと多ければ、いろいろ宣伝できるのになぁ、と思うが、どうも故宮側が誇示したいのはそういう古さではないようだ。
 というか、知り合いに図録を見せても反応が悪くて、どうにもテンションが下がってしまった。おかげで、この記事もなんだかネガティブ。そもそも、上野駅からの往復だけで頭痛がするほど暑かったから、余計ネガティブになる。皆さんも熱中症対策をして見物してくだされ。

2014/05/20

乾隆續修台湾縣志の地図

 deroren生存確認のついで。
 モノクロコピーから作ったものだが、まぁコピー元も白黒の影印だし、こんなものだろう。
 資料用として製作。derorenの著作にはあたらないとだけ宣言しておく。

 台南的大家,好久不見!
 這個地圖,由我加工了。
 你如果需要,自由地請使用。